第4回 「一人の侍」

話題提供者

沼田英治(人と社会の未来研究院 特定教授/京都大学名誉教授)

参加者

2名
[内訳]
1回生1名(農学)
3回生1名(工学)

講義メモ

今回は、農民と侍の関係、男系の家系と遺伝的な系統の話をテーマに書かれた使用テキストをもとに、少人数で濃密かつ広範な議論が交わされました。

参加者のなかに居合道をやる人もいたことから、話は江戸時代以降の武士にとっての刀の意味に始まり、血筋や男系の意味、親子・きょうだい関係の文化的差異、人口減とその対策のあるべき姿に至るまで、じつに幅広い話題が提起されました。最後には、「人は生まれてきたからには何かを学び、発信して死ぬべきか」という、人生論にまで及ぶ深いテーマが飛び出し、終始盛り上がりを見せた回となりました。