研究イラスト紹介
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Awe(畏怖・畏敬)の研究
(中山 真孝 准教授)
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日本思想・文化の多元的研究
(亀山 隆彦 准教授)
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生体情報分析
(中井 隆介 特定准教授)
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夢の文化比較研究
(粉川 尚枝 特定助教)
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縁と集合的身体から
考えるつながりの未来(小西 賢吾 特定准教授)
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甘えという概念の
異文化での表現(Igor de Almeida 講師)
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心理臨床の実践と専門性に
関する実証的研究(鈴木 優佳 特定助教)
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健康の社会的決定要因に
関する研究(古賀 千絵 特定講師)
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日本社会の知識社会学的研究
(苅谷 剛彦 特定教授)
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文脈に応じたウェルビーイング(幸福)モデルの探求
(Alexander Kirchner-Häusler 特定講師)
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(上田 祥行 准教授)
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動物との共生から考える人間社会 ― One Wellbeingの実現へ ―
(山本 真也 教授)
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意思決定の神経基盤
(阿部 修士 教授)
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伝統知テクノロジーの研究開発
(熊谷 誠慈 教授)
「Awe(畏怖・畏敬)の研究」
中山 真孝
メンバー詳細はこちら私たちの研究では、畏敬や畏怖の念といった「Awe」が、心を揺さぶる体験から新しい意味を見出すきっかけになることを探求しています。Aweは肯定的な側面と否定的な側面を持ち合わせますが、特に日本では欧米と比べ、両方が入り混じった複雑な感情として経験されやすいことを明らかにしました。
「夢の文化比較研究」
粉川 尚枝
メンバー詳細はこちら私たちが睡眠中に見る夢には、心の状態や無意識が反映されると考えられてきました。本研究では、日本を含む欧米・アジア諸国で夢の文化比較調査を行い、現代の日本人に生じやすい心の問題とともに、ウェルビーイングや幸福感の特徴を明らかにすることで、現代社会における心の理解に役立つ知見を探っています。
「生体情報分析」
中井 隆介
メンバー詳細はこちら生体の構造や機能や内面を、MRI等の画像診断装置をはじめとした各種計測装置を用いて計測・分析し、様々な側面からそれらを解き明かすべく研究を行っています。近年は、機械学習や深層学習、数値シミュレーションなどを用いた分析手法を開発・適用し、様々な研究を進めています。
「日本思想・文化の多元的研究」
亀山 隆彦
メンバー詳細はこちら日本の文化や思想を支える基盤として、仏教は重要な存在です。ただ、日本の文化・思想と仏教が、具体的にどう影響を与え合っていたか。今も十分に解明されていません。この研究では、人文学の諸分野とAI技術を包摂する学際研究を通じて、日本の文化・思想の構造、そこにおける仏教の意義を詳しく明らかにします。
「縁と集合的身体から考えるつながりの未来」
小西 賢吾
メンバー詳細はこちら私の原点は祭りのフィールド研究です。人口減少や災害が地域社会を変容させる中で「みんなで何かをすること、身体がともにあること」=「集合的身体」がつながり=「縁」を結ぶダイナミズムを探っています。縁をキーワードにした学際研究や地域連携活動を通じ、つながりの未来を共に考える研究と実践に取り組んでいます。
「甘えという概念の異文化での表現」
Igor de Almeida
メンバー詳細はこちらある言葉や概念は他言語への翻訳が非常に困難です。日本では「甘え」がそのような言葉の一つです。「甘え」に関連する行動や感情は他文化にも存在しますが、日本語以外の言語で説明し議論することは極めて複雑になり得ます。私の研究では、「甘え」のように、ある文化では日常的に議論され容易に表現されるが、他文化では複雑化する感情表現に焦点を当てています。
「心理臨床の実践と専門性に関する実証的研究」
鈴木 優佳
メンバー詳細はこちら悩みや苦しみを抱えた人に対する心理臨床実践を行いながら、カウンセラーの専門性に関する研究活動を行っています。人の話を聴くことは一見すると簡単な営みのように思えますが、これまでの実証的な研究から、非専門家とは異なる専門家の話の聴き方や対象者の理解の仕方などが明らかになってきました。
「健康の社会的決定要因に関する研究」
古賀 千絵
メンバー詳細はこちら私たちの研究では、健康の社会的決定要因と呼ばれる健康に影響する多様で複雑な社会要因の影響やメカニズムを解明し、介入可能性につながる示唆を得るための研究を行っています。この絵はすべて私たちの健康に影響するものを描いています。
「日本社会の知識社会学的研究」
苅谷 剛彦
メンバー詳細はこちら今取り組んでいるのは、翻訳語によって日本社会の問題認識の枠組みがどのようにできてきたのか、たとえば英語のinequalityが不平等ではなく「格差」として流通することで、日本における不平等認識の特徴を解明する知識社会学的研究を進めています。社会問題の認識枠組みの知識の構造に着目する社会学的研究です。
「文脈に応じたウェルビーイング(幸福)モデルの探求」
Alexander Kirchner-Häusler
メンバー詳細はこちらこのイラストは、幸福が個人、文化、文脈で異なる多様な要素から成ることを表現しています。人々は異なる価値観の「糸」で独自の模様(タペストリー)を織り上げます。真の幸福は単一ではなく様々で、他者・文化とのつながりの中で、バランスをとることから生まれることを示しています。
上田 祥行
メンバー詳細はこちら
動物との共生から考える人間社会 ― One Wellbeingの実現へ ―
山本 真也
メンバー詳細はこちら人と動物の関係を科学的に解明し、互いの幸福と持続可能な共生社会(One Wellbeing)の実現を目指しています。比較研究を通じて人間の本質を深く理解するとともに、伴侶動物との絆形成や野生動物との共存を可能にするメカニズムを探究します。得られた知見を産学官連携にも活かし、人と動物が共に豊かに生きる未来づくりに貢献します。
意思決定の神経基盤
阿部 修士
メンバー詳細はこちら私たちの日々の生活は意思決定の連続ですが、その神経科学的メカニズムの全貌はいまだ明らかではありません。 脳の活動を計測する脳機能イメージングや、脳の損傷を対象とする神経心理学といった複数のアプローチを組み合わせることで、意思決定がどのような脳のメカニズムによって実現されるのかを研究しています。
伝統知テクノロジーの研究開発
熊谷 誠慈
メンバー詳細はこちら宗教や哲学などの「伝統知」は、人類がよりよい生や社会を追求する中で形成してきた高度な知的遺産です。伝統知と現代の科学・テクノロジーを融合し、心身の状態や外的環境を精緻に可視化・調整する仕組みを構築し、社会に実装すべく、「伝統知テクノロジー」の創出を目指します。