「立ち止まって、考える」社会学

講義概要

【第1回】
人口減少社会における外国人労働者受け入れの現実と展望:日本社会で労働力不足が深刻化するなか、外国人労働者の受け入れについての議論が活発になっています。今回取り上げるのは、主要な受け入れ制度となってきた技能実習制度についてです。この制度に関するさまざまな問題が指摘され、ついに廃止が提言されました。技能実習生が直面する問題はどのようにつくられるのか、制度とその運用を踏まえて検討します。

【第2回】
ケアを巡るグローバルな展望:家事・育児・介護などのケアをめぐるグローバルな人の国際移動が指摘されてから20年がたつ。ジェンダーギャップが大きいと指摘される日本も例外ではなく、家事支援従事者、介護従事者、看護師、エンターテイナーなどの受入れがある。こうした受け入れの歴史的経過と現在の動向について検討しよう。

講義詳細(全2回)

「グローバルな労働市場と不自由な外国人労働者」(全2回)

講師:安里 和晃(文学研究科 / 准教授)
日時:2024年2月15日(木)、16日(金)両日とも12:00~13:00

講義紹介

講義リンク

講義はYouTube上でオンライン配信され、アーカイブにて終了後もご覧いただけます。

「グローバルな労働市場と不自由な外国人労働者(1):技能実習制度」

「グローバルな労働市場と不自由な外国人労働者(2):家事労働と介護」