「立ち止まって、考える」コミュニティ・デザイン,まちづくり

講義概要

COVID-19では人と人の接触が著しく制限され社会的孤立の問題が深まった。特に高齢者,子育て中の親,若者・大学生,外国人など,地域から孤立しがちな人たちにとって他者とゆるやかにつながる居場所の確保は急務だ。実際,COVID-19の最中から子ども食堂,マルシェ,まちライブラリー等の居場所づくりの取り組みに奮闘するひとたちは絶えない。本講義では,地域の居場所の概念について概観するとともに,京都の地域コミュニティごとの伝統行事であり,多世代が集う居場所となっている地蔵盆をとりあげる。コロナ禍前後の実態調査を通じてみえてきた地蔵盆の意味とその継承にむけた工夫と課題,葛藤を紹介し,居場所の未来についてともに考えたい。

講義詳細(全2回)

「居場所の未来―COVID-19前後の地蔵盆の実態調査を踏まえて」(全2回)

講師:前田 昌弘(人間・環境学研究科 / 准教授)
日時:2024年2月17日(土)、24日(土)両日とも13:30~14:30

講義紹介

講義リンク

講義はYouTube上でオンライン配信され、アーカイブにて終了後もご覧いただけます。

「居場所の未来―COVID-19前後の地蔵盆の実態調査を踏まえて(1)」

「居場所の未来―COVID-19前後の地蔵盆の実態調査を踏まえて(2)