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阿部修士教授、中山真孝准教授、内田由紀子教授とパナソニックホールディングス(株)との共同研究が「認知科学」に掲載されました

2025.03.19

本研究では、創造性の2つの要素である「収束的思考」と「拡散的思考」の神経基盤の違いを調べました。fMRI(機能的磁気共鳴画像法)による実験の結果、収束的思考では主に島皮質と前頭葉皮質の賦活がみとめられ、高い認知負荷と実行機能の関与が示されました。一方、拡散的思考では、左半球の楔前部、後帯状皮質、海馬傍回、角回など、言語と長期記憶の想起に関連する脳領域の賦活がみとめられました。これらの結果は、収束的思考と拡散的思考に関わる心理過程が、異なる神経基盤によって担われていることを示唆しています。

本論文は、どなたでもご覧になれます。
https://doi.org/10.11225/cs.2024.054