内田由紀子教授の研究室の国際共同プロジェクトが国際誌に出版されました。

Gobel, M. S., Choi, E., & Uchida, Y. (2025). Entrusted power enhances psychological other‐orientation and altruistic behavioural tendencies. British Journal of Social Psychology, 64(2), e12857.
https://bpspsychub.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/bjso.12857?af=R

本研究は、社会的権力が人々の思考や行動に与える影響に焦点を当てて検討したものです、具体的には、権力を「個人の能力や業績によって獲得されたもの（達成型）」と捉える場合と、「他者から委託されたもの（委託型）」と捉える場合の違いを比較し、委託型の権力認識を持つ権力者は、達成型の権力認識を持つ権力者と比較して、より高い心理的他者志向性を示し、利他的な行動傾向が強いことが明らかにしました。共同研究者のGobel氏とChoi氏はともに内田研究室に外国人研究者として滞在されていました。