お知らせ
令和4年度若手出版助成事業にて出版された開信介先生の著作が第19回全国大学国語国文学会賞を受賞しました
2024.09.13
令和4年度若手出版助成事業にて出版された開信介先生の著作『久生十蘭作品研究 ― 〈霧〉と〈二重性〉』（和泉書院 2023年3月）が第19回全国大学国語国文学会賞を受賞しました。
本書は、小説家久生十蘭（1902–1957）の作品世界の多角的・総合的解明を目指したものとなっております。
具体的には、文体に密着したモチーフとしての〈霧〉と、プロット等の作品構造に密着した〈二重性〉という二つの主要モチーフの面から、新資料を含む十蘭の創作全268作品を網羅的に調査・分析し、その成果をもとに「鶴鍋」、「予言」、「母子像」、「湖畔」といった十蘭の代表作について考察されております。
本書の書誌詳細は以下の和泉書院HPからご確認ください。