メンバー

上田 祥行

Yoshiyuki Ueda

准教授

専門分野:視覚科学・認知科学

私たちが日常生活で行う動作は、意識している・していないに関わらず、多くの基礎的なメカニズムから成り立っています。例えば、テーブルの上のカップを取るためには、カップの形と位置を認識し、どのように手を伸ばすとよいかが計算されます。また、街で友人と待ち合わせをするときには、人混みの中から友人を見つけ、その表情やしぐさから相手の気分を推測し、何と声をかけようかと考えます。 このようなメカニズムはどのように達成・習得されるのでしょうか?また、相互に影響を与え合うことはあるのでしょうか?「注意」「感情」「認知」をキーワードに、行動実験・眼球運動測定・脳機能計測・遺伝子多型解析・文化間比較・異種感覚情報統合などの手法を使って研究していきます。

E-Mail: ueda.yoshiyuki.3e*kyoto-u.ac.jp
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略歴

2005年
京都大学 総合人間学部 卒業
2007年
京都大学 大学院人間・環境学研究科 共生人間学専攻 修士課程 修了
2007年
日本学術振興会特別研究員(DC1) (~2010年)
2010年
京都大学 大学院人間・環境学研究科 共生人間学専攻 博士後期課程 指導認定退学
2010年
京都大学 こころの未来研究センター 特定研究員 (~2013年)
2013年
京都大学 こころの未来研究センター 研究員
2013年
京都大学 こころの未来研究センター 特定助教
2018年
京都大学 こころの未来研究センター 特定講師
2022年
京都大学 人と社会の未来研究院 特定講師
2024年
京都大学 人と社会の未来研究院 准教授

著書・論文

論文
https://researchmap.jp/UedaYoshiyuki/published_papers
書籍
https://researchmap.jp/UedaYoshiyuki/books_etc
学会発表・講演等
https://researchmap.jp/UedaYoshiyuki/presentations
メディア等
・2016年 Eurek Alert! Public Release “You don’t see what I see?: Visual perception may depend on birthplace and envionment”
・2016年 日経新聞「京大、日本の人と北米の人ではものの探し方が違うなど文化が視覚情報に与える影響を分析」
・2016年 マイナビニュース「日本人と北米人の“物の探し方は違う”: 文化が視覚処理にも影響」
・2016年 京都大学プレスリリース「日本人と北米人ではものの探し方が違う」
・2016年 中日新聞「視覚の働きに文化影響?: 日本人とカナダ人図形識別に差」
・2016年 京都新聞「視覚認知に差異: 文化の違い影響?」

受賞

2015年
日本心理学会第79回大会優秀発表賞
2015年
日本基礎心理学会第34回大会優秀発表賞
2015年
日本認知心理学会第13回大会優秀発表賞「総合性評価部門」
2016年
第2 回作業療法神経科学研究会学術集会奨励賞基礎研究部門
2016年
日本マインドフルネス学会第3 回大会最優秀ポスター発表賞
2016年
日本マインドフルネス学会第3 回大会最優秀研究賞
2016年
日本基礎心理学会第35回大会優秀発表賞
2017年
日本マインドフルネス学会第4 回大会最優秀研究賞

その他関連情報

2012年
日本心理学会 「注意と認知」研究会 運営委員(~現在)
2016年
31st International Congress of Psychologyプログラム委員
2018年
日本認知心理学会第16回大会プログラム委員