お知らせ
「リスク社会学入門」レポート動画・関連書籍リスト
2019.08.01
2019年7月27,28日、人社ユニット in GACCOH 第4弾「リスク社会学入門:『ポスト3.11のリスク社会学』刊行記念講座」を開催しました。当日の様子と、ナビゲーターの井口暁さんによる振り返りを収めた動画を作成しましたので、どうぞご覧ください。
1日目は雨、2日目は猛暑と、厳しい天候でしたが、井口さんの丁寧で熱のこもった講義と、参加者のみなさんの積極的な発言のおかげで、たいへん充実した会になりました。「リスク」の概念を軸として、現代社会全体を捉える理論的な考え方と、身近な出来事への向き合い方を考える実践的な議論とを行ったり来たりするなかで、参加者の一人ひとりが自分の考えを深めることができたのではないでしょうか。井口さん、参加者のみなさん、どうもありがとうございました。
ナビゲータの井口さんの著書『ポスト3.11のリスク社会学』はナカニシヤ出版から発売中です。また、前回の動画でも一部ご紹介いただいた関連書籍 (以下にリストしています) は、出町柳 CAVA BOOKS さんで展開中です。ぜひこの機会に手にとってみてください。
井口暁
『ポスト3.11のリスク社会学―原発事故と放射線リスクはどのように語られたのか』
ナカニシヤ出版、2019年
ニクラス・ルーマン
『リスクの社会学』
小松丈晃訳、新泉社、2014年
ウルリヒ・ベック
『危険社会 : 新しい近代への道』
東廉・伊藤美登里訳、法政大学出版局、1998年
山口節郎
『現代社会のゆらぎとリスク』
新曜社、2002年
ニクラス・ルーマン
『エコロジーのコミュニケーション : 現代社会はエコロジーの危機に対応できるか?』
庄司信訳、新泉社、2007年
ウルリッヒ・ベック
『世界リスク社会』
山本啓訳、法政大学出版局、2014年
小松丈晃
『リスク論のルーマン』
勁草書房、2003年
三上剛史
『社会学的ディアボリズム : リスク社会の個人』
学文社、2013年