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渡邉研究員、中山准教授、滋賀大学の竹村教授、内田教授の研究が「Current Psychology」に掲載されました

2025.07.12

渡邉寧研究員、中山真孝准教授、竹村幸祐教授(滋賀大学)、内田由紀子教授の研究が「Current Psychology」に掲載されました。

本研究では、AIチャットボットによる業務フィードバックが働く人のワーク・エンゲージメント(仕事への熱意・活力等)に及ぼす影響を、職場の関係流動性(新たな人間関係の築きやすさ)の観点から検証しました。

研究では、日本国内の会社員・フリーランサー102名を対象に、ChatGPTベースのAIチャットボットを用いた実験を実施しました。参加者は「肯定的AIフィードバック」群(54名)と「否定的AIフィードバック」群(48名)にランダムに割り当てられました。

その結果、関係流動性が低い環境(同僚や取引先との関係が固定的な職場)では、AIからの肯定的フィードバックがワークエンゲージメントを有意に向上させることが確認されました。一方、否定的フィードバックは効果を示しませんでした。この結果は既存の文化心理学理論に基づく仮説とギャップがあり、職場における従業員とAIとの関係に関して更なる検証の必要性を示唆しています。

本論文は下記アクセスよりどなたでもご覧いただけます。
https://rdcu.be/euyKY