お知らせ

  • HOME
  • >
  • お知らせ
  • >
  • 畑中千紘特定講師がフランクフルトにて開催されたIAAPとIAJSのジョイントカンファレンスで口頭発表を行いました

畑中千紘特定講師がフランクフルトにて開催されたIAAPとIAJSのジョイントカンファレンスで口頭発表を行いました

2018.08.20

20180802_05_Hatanaka_IAAP_IAJS04.JPG  
 20018年8月2日~5日にドイツ・フランクフルトにて開催されたIAAP(国際分析心理学会)とIAJS(国際ユング研究学会)のジョイントカンファレンスで畑中千紘特定講師が口頭発表を行いました。
 ”The Empirical Research of the Paradoxical Transformation in Psychotherapy”と題されたこの発表は 心理療法においてこころが変わっていくプロセスにみられる逆説性について、実証的に検討を行ったものです。 一般に心理療法は、マイナスの状態からプラスの状態へ変える(変わる)ための ものと考えられています。 しかし実際のところ、そのプロセスではいったん症状が悪くなるように見えることがあることが経験的に知られています。 心理療法は、自分の問題に向き合っていくプロセスであることから それは当然のことでもあるのですが、 一般には、症状が改善する際には一度悪くなることを想定している人はあまりいないでしょう。 しかし、何かを学んだり上達するためには楽しい思いばかりでなく ハードな練習や苦労が必要なように、こころが変わるためにも 単に右上がりのプロセスをたどることが難しいことがあります。 この研究はそうしたことを、数量的にも検討をしたものです。
本発表の成果は、今後論文等で公表する予定です。