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粉川尚枝特定助教が日本箱庭療法学会河合隼雄賞を受賞しました

2023.11.09

2023年10月28日-29日に日本箱庭療法学会第36回大会が開催されました。
この大会において、上廣倫理財団寄附研究部門の粉川尚枝特定助教が、2023年度河合隼雄賞を受賞しました。
この賞は、箱庭療法およびこれと関連する諸技法に関する優れた研究および実践活動を奨励する目的で、学会の創設者である河合隼雄氏の名前を冠した賞として創設されたものです。

今回の受賞対象となった論文は下記3篇で、いずれも研究院で継続的に行っている研究の成果となっています。
・「Attempt at Comparison of Japanese and Western Dreams Using Structural Dream
Analysis」
箱庭療法学研究 第29巻1号(2016)掲載
・「夢見手の自己感の様相と夢の構造の関連」
箱庭療法学研究 第31巻2号(2018)掲載
・「現代の老年期の人々の自己感と夢の構造の検討」
箱庭療法学研究 第33巻1号(2020)掲載

また、上記の論文とともに、箱庭療法学研究 第35巻3号 (2023) に「夢自我に生じる身体感覚の意味」という論文が掲載されました。心理療法のプロセスで生じた一連の夢の考察から、夢の象徴性や起承転結に着目する従来の夢理論では解釈が難しい“物語性のない夢”を扱う際に、夢自我に生じる身体感覚に焦点を当てることの意義を明らかにしています。

日本箱庭療法学会 河合隼雄賞のページはこちらです:
http://www.sandplay.jp/prize.htmlhttp://www.sandplay.jp/prize.html