お知らせ
内田研究室の国際チームが機械学習を用いた文化比較研究をPSPB誌に発表しました
2025.06.03
内田由紀子教授の研究グループ(内田研究室卒業生・劉康明、Curtin大学・浜村武准教授との共同)の研究論文が、Personality and Social Psychology Bulletin に掲載されました。この研究では、従来の理論駆動型の枠組みを超えて、機械学習の手法を活用することで、新たな文化比較の可能性を提示しました。具体的には、世界価値観調査(World Values Survey)のデータを分析し、従来から知られている文化的傾向だけでなく、これまで見落とされていた文化の側面も明らかにしました。このアプローチにより、アメリカ・中国・日本などの国に見られる文化的違いを再確認すると同時に、従来の理論枠組みでは捉えきれなかった新たな次元が浮き彫りになり、文化心理学の新たな展望を開く成果となりました。論文はOpen Accessでお読みいただくことができます。