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渡邉寧研究員、中山真孝准教授、竹村幸祐教授、内田由紀子教授の研究が「Scientific Report」に掲載されました

2025.04.04

渡邉寧研究員、中山真孝准教授、竹村幸祐教授(滋賀大学 経済学部)、内田由紀子教授の研究が「Scientific Report」に掲載されました。

本研究では、AIを活用した職場での業務フィードバックが働く人の仕事の自己効力感に及ぼす影響について検証しました。AIが今後ますます職場での社員教育や業務フィードバックで使用されることが予想されるなか、AIと人間がどのように補完的/相補的に機能し、働く人の仕事の自己効力感を上げることができるかが重要な課題となっています。

今回掲載された研究では、日本国内の会社員やフリーランサーを対象に、ChatGPTを用いたAIチャットボットによるフィードバック実験を行いました。実験では、個人の長所に着目した「肯定的フィードバック」を与えるAIの効果と、改善点に焦点を当てた「否定的/建設的フィードバック」を与えるAIの効果を比較しました。その結果、「肯定的フィードバック」を受けた参加者では、仕事の自己効力感が向上することが確認されました。一方、「否定的/建設的フィードバック」については、上司や同僚から多くの感情的支援を得ている場合に限り、自己効力感が向上することが明らかになりました。

この研究は、職場においてAIと人間が相互に役割を補完し合う効果的なあり方について示唆を提示しており、今後の職場でのAI活用に向けた貴重な示唆を与えています。
本論文はオープンアクセスでどなたでもご覧いただけます。

[論文へのリンク]
https://rdcu.be/ef99u