鎌田教授の編著『究極 日本の聖地』が出版されました
鎌田東二教授の編著『究極 日本の聖地』が、4月14日にKADOKAWA中経出版より出版されました。
宗教哲学、民俗学、日本思想史、比較文明学など幅広い研究分野で数々の著書を出し続けている鎌田教授の最新刊は、長年の聖地研究で蓄積された知見とデータが凝縮された聖地理解のための指南書です。人生の節々で「聖地感覚」を経験したという鎌田教授は、日本列島における聖地文化を様々な角度から研究し、『現代神道論ー霊性と生態智の探究』(春秋社、2011年)や『日本の聖地文化ー寒川神社と相模国の古社』(創元社、2013年)、『聖地感覚』(角川学芸出版、2013年)など聖地に関する編著書を多数発信してきました。本書では、聖地のなりたちから意味づけ、役割と機能をダイナミックかつ分かりやすく解説し、実際に聖地を歩いた経験に基づいて厳選した聖地情報などを、豊富なデータと写真、図説と共に紹介しています。聖地を知る手がかりとして、また、実際に聖地を巡るガイドとしても活用できる一冊です。
○内容紹介
<この国の源泉へ 心と身体が目覚める聖地50選>
聖地-そこは心に霊感を与え、大いなる存在と出会うことができる空間である。日本人は往古から聖地を巡礼することで魂を浄化し、生命力を活性化してきた。本書は魂の再生するための骨太聖地巡礼ガイド。
○出版社より
<これぞ本物の聖地本だ! >
『古事記』をテキスト無しの口述記録で現代語訳して大ヒットした『超訳 古事記』の著者が贈る新感覚の聖地本! パワースポットブームで神社や寺院参拝が人気になる中、聖地空間が持つシステム、生態智、環境学までを語る。40年以上国内外の聖地を巡礼しつづける著者が本気で選んだ極上の聖地50選。
○書籍情報
『究極 日本の聖地』
著者 :鎌田 東二(編著)
本体価格:1,800 円+税
ページ数:320
初版発行:2014年4月14日
ISBN:978-4-04-600271-6
○目次
はじめに 「聖地」に目覚める
第1部 聖地を探る-聖地の秘密
第1章 聖地誕生~聖地の起源
第2章 聖地顕現~聖地の拡大
第3章 聖地機能~聖地の役割
第4章 聖地三密~出雲・熊野・伊勢
むすびに 日本の聖地文化と聖地感覚
第2部 聖地を歩く
第1章 巡礼霊場をたどる
第2章 神道の聖地
第3章 仏教の聖地
第4章 修験道の聖地
第5章 沖縄・アイヌの聖地
第6章 新宗教の聖地
あとがき
« [前の記事]:河合教授、畑中助教、長谷川研究員らの共著論文が『箱庭療法学研究』に掲載されました
[後の記事]:海外からの研究者がセンターに滞在して研究活動をおこなっています »